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バルド海賊には出雲出身のメンバーがいて、海賊酒場をやってるそうだ。
そういや一般の海賊にはあたし会ったことないな…一度遊びに行ってみるか、とキャラ作って降り立つ一般の大地。
人の数は多いのに、無言ですれちがってく奴がほとんど。なんだか大都会って感じだね。あたしもさっさと髪を赤く染め、服を買い込んでその場を後にする。黒タブ探して染めないとどうにも野暮ったくっていけないよ…って、その前に問題の酒場の位置聞いてないことに気づく。そこで素直に誰かに聞こう、という発想が浮かばないのがあたしの悪いとこでね。
(海賊酒場ってくらいだからFのそれも海沿いのはず。船さえあれば探せるな…ま、エスコート二十回もやりゃ買えるだろ)
どうもこう…効率度外視して、面倒な手を選んじまうことがあるんだよねえ。
で、イライラ待ち時間をつぶしていたら、あたしの背後にやってきた奴がいる。同じエスコート狙いかと思ったのに、その場から動かない。最初はしらん顔を決め込んでたけど、どうも物言いたげな様子が気になった。それになんというか…雰囲気が他の連中となんか違う。浮いてるって意味じゃなくて、むしろ町並みには溶け込んでる。初期キャラ丸出しのあたしや派手でチグハグな格好の通行人よりはよほど自然だ。
「もし…」
白馬から降りたその男を見て違和感の正体が分かった気がした。着てるものといい、動作といい、呼びかけ方といい…どっからどう見ても騎士らしいじゃないか!
確かに無限にも騎士様っているけど、あれはあたしがあの兄さんの真っ直ぐなとこをからかい半分でそう呼んでるだけだしねえ。こう無理なくはまってる奴は始めてみたかも…内心ひそかに感心するあたし。
(そういや出雲ってRPがさかんなシャードだって聞いたことあるな)
ちらりと頭を掠める遠い記憶の残滓。質問が発せられたのは同時だった。
「もしかして無限の海賊かい?」
先方はあたしを知ってたみたいだ。なんでも昔橋で襲われたことがあったらしいけど、止めにはいたらなかったそうでね…あー、それだとあたしのほうは記憶に残ってないな。言葉を交わしてないならなおのことだ。
 色々立ち話をしたね。バラクーダの赤髭はこっちでは海賊王を名乗ってたらしくて、この騎士の旦那ともつきあいがあったそうだ。なんかRPの集まりがあってそのつながりだとか…へええ。共通の知人ってことでしばらく話のネタになってもらう。ついでに行こうと思ってた海賊酒場の位置まで教えてもらって、あたしにとってはラッキーな出会いだった。
それになにより。予備船だといって小型船のディードをくれたのは正直助かった。代わりに伝言を頼まれたので、二つ返事で引き受ける。内容は完全に覚えたからばっちりさ。あとは本人に会えるかどうかだけどね…。
そういうわけで騎士の旦那と相方の姐さんに別れを告げたあたしはもらった船に乗って、Fの海へ漕ぎ出した。
 出雲でのあたしの旗艦はこの名前ね。
途中で小島にぽつんと立った小屋とベンダーが気になったんで、船をつけてみたらなんと!これが海賊の開祖らしい男の家だった。話にだけはバルドの旦那から聞いてたけど、ほんとに実在したんだねえ。記念にカトラスを一本買って目的地へ。
酒場ではバルドの学者先生が先に来て飲んでた。
 「なんでいるんだ!?」とお互い言い合ったけど、本当に偶然だったみたい。
先生は酒場をやってる旦那と相方の姐さんにつれてきてもらったらしい。わざわざ船で来たあたしに呆れてたみたいだけど、酒場の二人は温かく迎えてくれた。ずいぶんと仲よさそうだったねえ。姐さんの方がなんか色んな意味で強そうだけど…ふふふ。
有難く「どれだけ酒豪なんだw」と言われるまで飲みまくったね。
「でもあたし小食だから、食べ物はもう入らないよ」と言ったら横から先生に「豚の丸焼き食べてれば当然」と突っ込まれちまう。ちい、ばれたか。
自宅にまで招いてもらった。ハロウィンイベントの話、かつて存在したというブリテイン王にまつわる話、なんでか暗黒街の大物が脱税でとっつかまった話とかに飛びつつも、楽しく過ごさせてもらったよ。
 あ…そういやコンパニオンフェアあるとか聞いたのに、すっかり忘れてたな…。
【2007/10/28 12:09】 日記 |
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